（くまたん）TOSHIBA D-TR1
グレースのＧ－９４０です。　機構的には珍しい、ワンポイント（全ての方向へ均一の感度を有する）で、その欠点であるふらつきを、シリコンオイルの粘弾性で抑える、マニアックなアームです。\r\rオーディオ黎明期当初から存在したアイデアですが、完成度の高さから、他社製品の殆どはマイナーで、オイルダンプ式と言えばＧ－９４０の独壇場だったと記憶しております。\rそういう経緯もあって、従来は一部のマニアだけが支持していましたが、90年頃のウェルテンパードの大ヒットで、見直されてきました。　オイルは、専用の、水あめ状シリコンオイルを0,5ｃｃ注入しますが、今も市販されているので、入手可能ですし、実験だけなら適当な高粘度のオイルでもよろしいかと思います。　\r\rグレースのコンシューマー用のアーム長は全て１４インチなので、ある程度裾野が広いフォノモーター（本製品は、ＴＴ－８１を搭載したトリプルアーム搭載テーブルボードに乗せていました。）にも使えます。　アームリフターの作動については、問題なしです。　\r\r外装、メッキ面その他に、年月の経過によるクモリが、僅かにあります、気になるようなら、ピカールやクルマのワックスなどで磨けば、十分に光る筈です。　腕が3本生えているアームベース取り付け部の一部に、やや錆痕があります。　\r\rグレースのアームコネクタは、他社とは、オスメスが逆（アーム側がメス）なので、ピンケーブルのコネクタ側にオスを使う必要があります。　コネクタが無い場合は、基部をばらして、直接リード線をハンダ付けするなり、適当な端子をバラして差し込むなど、工夫してください。　\r\r\r出品は商品写真にありますように、本体と、アームレストのみ。　プレーヤーをバラしてしまったので機能確認が取れておりません、あくまでも、現状で、ジャンク扱い、素材としての出品です。　ジャンクの概念、価値感を理解されない方は、ご遠慮ください。